お月見団子を食べたくなるような素敵な風景を見つけました。すすきです。地味ですが、秋を感じさせますね。花札では旧暦8月を表す植物、つまり秋の植物です。秋の七草の1つでもありますね。
すすきは、動物の尾に見えるため、「尾花」と呼ぶこともあります。
尾花以外にも「茅」(かや)とも呼ばれていました。茅葺屋根の茅です。かつては屋根の材料にも使われていました。
日が沈んで歩いていると、風になびくすすきにドキッとすることがあります。何かが手招きをしているような・・・。背丈も大きいと2メートルくらいあるので、夜見るとドキッとします。
諺にもすすきは出てきます。「幽霊の正体見たり枯尾花」という諺をご存知でしょうか。
幽霊かと思って、見たらすすきだったというオチの諺で、疑心暗鬼になるとすすきでも幽霊に見えてしまうが、実体を確かめてみると案外平凡なもの、という例えです。
みなさんも夜道のすすきに驚かないように、気を付けてくださいね。