オレンジ色の小さな花が集まって咲く、香り高い樹木の代表格「キンモクセイ」。
どこからともなく風にのって金木犀の香りが届くと、ノスタルジックな気分になりませんか?金木犀の時期には季節の変わり目を感じます。
日本人にはなじみも深く、公園や生垣、記念樹にもよく使われ、庭先に樹木を植えてあるお宅もよく見かけますね。
英名Fragrant orange、和名 金木犀、モクセイ科モクセイ属、原産国は中国です。
やはり高い芳香性は特徴的と捉えられ、沈丁花(ジンチョウゲ)、クチナシと並んで三香木とされています。古い呼び方には、遠くまで香りが届くという意味の「千里香」もあり、古くからその香りは愛されていたようです。
秋の終わりに日差しをいっぱいに受けるオレンジの花は美しく、金色に輝いてみえるので「金」が使われるのだと想像できますが、金木犀の犀=サイ、動物のサイ?はなぜなのか…。
ハッキリした文献や答えは見つかりませんでしたが、犀には固い/尖っているという意味もあることから、樹皮のゴツゴツした固い表面が、サイの皮膚に似ているという解釈も。
花からお茶やお酒も作られ、砂糖漬けにもされ飲用される金木犀ですが、実は「太りにくいカラダを作り出すアロマ」としても効果が発表されています。ダイエットの強い味方になるのかもしれませんね!
またカラダへの抗酸化作用もあるので老化防止、アンチエイジング効果も期待されています。
ただ、オイル抽出をするのは難しい植物らしく、いわゆるアロマオイルとしてはほぼ販売しているのを見かけません。
フレッシュな金木犀の花の香が漂ってきたら、効能までいただくつもりでしっかり香りを楽しませていただきましょう。
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