かわいらしい楕円形球の果実が並び、棗(ナツメ)がたくさんの実をつけてくれました。

黄緑から濃い赤茶色へと熟していく姿は、見た目にも愛らしく小さいながらもパクリと口に入れたくなる瑞々しさです。
ナツメはクロウメモドキ科ナツメ属の落葉高木、原産地は中国北部。育つと5m以上にもなる大きな樹木で枝には棘があります。雌雄同株なので1本で結実します。
よく間違えられる果実にナツメヤシの果実「デーツ」があります。見た目もとてもよく似ているので、実は私も以前は同じものだと思っていました。
デーツは健康志向の女性にも人気で、ドライフルーツとして目にすることも多いのですが、ナツメに比べるとひと周りサイズが大きく、ねっとりした食感でその味は「天然のキャンディー」と呼ばれるほどの強い甘み。
ナツメの方は、生ではシャリッとした食感で青りんごのような爽やかな甘みです。
日本では生で流通することはほぼないようで、甘露煮やドライにして料理に使うことや、生薬としても活用されることが多いようです。
とはいえナツメも昔から薬として使われるほどの高い栄養価と健康効果、「1日3粒食べると年が気にならない!」といわれる美容効果、アンチエイジングのスーパー果実。
食物繊維、鉄分豊富で、善玉コレステロールを増やし、ホルモンや免疫抗体を作る働きがあるとされるパントテン酸、妊娠した女性も補いたい葉酸など大切な栄養素を多く持っています。
ダイエット効果や健康効果が期待できる、女性にうれしい果実ナツメ、気になる方は食生活にプラスしてみてはいかがでしょう。