ガーデニングショップで見つけた大きな水瓶に浮かんだ花。とても美しくて思わず見入ってしましました。パット見ると水連…?「それは切った花の部分を水に浮かべたんですよ」とスタッフさんに声をかけられ、なるほど。さすがプロの方の素敵なアレンジです。
この可憐な花は、「ヘレボルス」と呼ばれる無茎種の原種を交雑させてできたガーデン・ハイブリットと総称される花で、クリスマスの頃に咲くクリスマスローズは「ヘレボルス・ニゲル」のことを指しています。
ヘレボルスは交雑種なので名前、花の形から色までとにかくたくさんの種類があり、種で育てる株からも一株毎に違う花が咲くのだとか。
種で増やしても、同じ花が咲かない、つまり花が咲くまでどんな色形なのかわからない花、ミステリアスな魅力がありますね。クレマチスやラナンキュラス、アネモネなどのキンポウゲ科に属し、咲く時期も冬場から春まで幅広く、鉢植えでも地植えでも強く育つ花なので園芸家の間で人気があるようです。
花言葉も細かく種別ではつけられてないようですが、「いたわり」「追憶」といった言葉があり、その独特のシックで大人っぽい色合いや雰囲気にあっているように思います。鉢植えの開花を鑑賞した後は、切り花として、またショップで見たように花を摘んで水に浮かべるアレンジにと長く楽しめそうですね。他の花でもぜひ応用してみたいテクニックです。
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