秋になるとイチョウにモミジに…植物の紅葉が綺麗ですよね。しかし、モミジは赤でイチョウは黄色。なぜ色が違うのでしょうか。
日本は紅葉というと、赤をイメージして赤く染まる山々を観に行ったりして紅葉狩りをしますよね。しかし海外では、黄色のイメージが強く、葉が黄色に変わるものを楽しむそうです。
葉は赤く変化するものと黄色く変化するものがありますが違いはなんでしょうか。 そもそも、この時期に色の変化を楽しめる植物は落葉樹。冬に落ち葉になって掃除が大変なあの樹木のことです!笑
葉には緑と黄色の色素があり、緑の色素が優位にあるため、葉は通常緑なのです。しかし秋になると陽の光が弱まり、光合成ができなくなってくるので、黄色の色素が出てきます。これでイチョウは黄色くなるんです。夏の間に受けた紫外線でアントシアニンという赤い色素を作って赤くなったのがモミジです。ちょっと難しい話ですが、基本的なメカニズムは同じです。これからモミジもイチョウも綺麗になる時期ですので、観察しにでかけませんか。
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