冬はコタツにみかん。かつての日本の家庭の風景をそう連想する方も多いのではないでしょうか。
そこに登場するミカンは、ぽってりとしたフォルムとあたたかなオレンジ色、そして甘く爽やかな酸味。視覚も味覚もやさしく刺激してくれる日本人好みのフルーツですね。
日本で「ミカン」と言えば、「温州ミカン(ウンシュウミカン)」を指すことが殆どですが、かつてインド北東部発祥の柑橘類、マンダリンがヒマラヤ山脈を越え中国、そして日本に渡り、突然変異を経て日本原産の品種「温州ミカン」が産まれたと考えられています。
栽培は3月、4月頃に植付け、収穫は9月~12月といったサイクルで、日当たりと水はけがよければ育てやすい樹木なので、庭木としても人気があります。
温州ミカンは健康効果も高く、栄養素として豊富なビタミンCは風邪予防に、1個で1日分が摂れる程のクエン酸は、疲労回復や血液浄化の効能があるとされています。またガン予防効果、骨粗鬆症予防、生活習慣病予防効果も発表されているヘルスケアに期待がもてるフルーツのひとつ。
アロマテラピーに使われるエッセンシャルオイルにも、ポピュラーなマンダリン、オレンジとは別に日本産の温州みかんや柑橘ブレンドも登場しています。
ほんのりとした甘さとかすかな青みが感じられ、日本人の好みにも合うと思いますので、ミカン好きな方、ぜひアロマも試してみてはいかがでしょう。