春にかわいい小花をたくさんつけるヒナソウ。それはまるでイソトマの花を小さくしたような十字の花。株一面に繊細な花をたくさんつけます。こんもりとした姿で咲き丈夫な花ですが暑さには少し弱いかもしれません。横に広がっていくのでグランドカバーにしてもいいでしょう。

ヒナソウの花の中心をよく見ると黄色で1つの花がとても愛らしく出来ていると思いませんか?けっして目立つ花ではないのですが、一度その花を目にすると可愛らしさのあまり、目を引いてしまうかもしれません。
ですが園芸店には置いていないかもしれないので、購入の際は山野草のお店などで探したほうがいいと思われます。
もし園芸店で見かけることがあればあなたはラッキーかも!その時は1株でも購入を考えてみてはいかがでしょうか。管理さえしっかりしていれば庭でも自生するほど丈夫な花です。
花言葉は「寛大な愛」。4枚の花びらが十字架に似ていて、キリストからの愛情をもらっていることに由来していると言われています。「イエスの心」とも言われています。
そして名前の由来ですが、ヒナ鳥が口を開けて親鳥にエサを求める姿に似ているため「ヒナソウ」とついたみたいです。ヒナソウが満開のときは、星のじゅうたんが広がっているように見えるでしょう。その星の上で蝶々たちがダンスをしているかのように飛んでいれば、まるで一つの物語が出来そうな雰囲気ですよね。
またヒナソウは盆栽にも出来ますので、キレイな器やオシャレな陶器に植えて育てるのもいいかと思われます。水切れに気をつけて素敵な盆栽にして下さいね。