皇帝ダリア。見上げるほど背が高く大きな花を咲かせる、まさに王様の貫禄をもったダリアです。
成長すると5mほどにもなるという圧倒的な存在感、他の花々を見下ろすような高い位置に堂々と君臨している姿は目を惹きますね。
皇帝ダリア:キク科・ダリア属、メキシコ・中米原産、英名ではTree dahlia、和名や流通名には木立ダリアもあります。開花期は11月~12月、短日植物なので日照時間が短くなる晩秋から初冬にかけて咲きますが、ダリアの中では一番遅い開花品種になります。
最近では白色や赤色の花、八重咲などもあるようですが、ピンク-ラベンダー色の一重咲きが主流。大きく迫力があるサイズ感ながら優しい色の花びらが揺れる様子は可憐です。
霜にあたると枯れてしまう性質ですが、鉢植えやポットではサイズ的に難しいのでやはり地植えが必要。高く伸びても安心のスペースを準備して陽当たりの良さ、夜間は人工的な光が当たらない場所を確保したいところです。あまり大きくしたくない場合は花芽の付く前に剪定を。
花壇エリアを占領してしまう植物ではありますが、立派に咲いた花を見ると達成感もあるのではないでしょうか。
スラリと背の高い花といえばヒマワリも思い浮かびますが、皇帝ダリアの大きさはやはり群を抜いているように思います。
そんなに高くて風に倒れない?なぜ背が高くなった?…気になる疑問は沸きますが…どうもハッキリと回答が得られません、謎。引き続き調べてみたいと思っています。
花言葉は「乙女の真心」「乙女の純潔」。晩秋の青空に映える堂々としたダリアの王様。いつもよりちょっと視線を上げて皇帝ダリアの花を眺めてみませんか?
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