もけもけとしたかわいいこちらは、まるで毛虫のよう。みなさんは何に見えますか?猫の 尻尾に見えたりしませんか?
こちらは猫の尻尾に見えることから、「ネコヤナギ」という 名前がついたヤナギの仲間です。英語では「Pussy Willow」といいpussyは子猫という意 味です。この植物が猫を連想させるのは、もはや万国共通なのかもしれません。冬の終わ りによく目にします。 このかわいらしい花穂は生け花、生花のアレンジメントに使われます。このもけもけした 姿は、絹のような毛で覆われています。ついつい触りたくなりますよね。 ネコヤナギは雌雄異株です。雄株では、雄花が、雌株では雌花がそれぞれ咲きます。雄花 、雌花の区別は難しいですが、花粉がついていると雄花でその株は雄株と判断できます。 しかし雌花に受粉している場合もあるので、よく観察しないと区別は難しいです。オレン ジ色のヤクがついたものが雄しべですので、その有無でも判断可能ではありますが、細か く難しいため、私も雌雄の区別がつきません・・・。 樹液はカブトムシやクワガタの好物だそうですので、夏の虫採りではネコヤナギの木を調 べておくといいかもしませんね。 ネコヤナギのもけもけは気持ちがいいので、是非触ってみてくださいね。