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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

バラの茎から糸をつくる。福山発<ばらのデニム>を開発「バラの茎と葉」

「バラの枝の糸でつくられたデニム生地」が完成!というニュース。薔薇のデニム?なんだか素敵な響きですよね。


バラの茎から糸をつくる。福山発<ばらのデニム>を開発「バラの茎と葉」


記事によると<日本一のデニム産地である福山市内で、剪定したバラの枝を細かくしてパウダー状にしたものを麻にまぜて糸を作り、ジーンズとして商品化される>のだそうです。バラの枝を材料にした糸は、綿の糸の半分ほどの重さで肌触りがよく吸水性や速乾性にすぐれ、抗菌・消臭の効果が期待できるのだそう。


バラの枝デニムは「世界バラ会議世界大会」2025年5月第20回福山市開催に向けた新たな事業。世界バラ会議はバラの研究家、生産者、愛好家、芸術家など、世界のばら関係者約700人が一堂に会する大きな催しで、知識の啓発と普及、研究促進、分類やコンテスト審査基準などについての議論、優秀庭園賞、殿堂入りのばらの審査・決定なども行われます。世界のばら愛好家の交流、情報交換の場であり、ばらの世界に絶大な影響のある大会なのだとか。


福山は戦後復興の歩みの中でバラの栽培と共に根付いた「思いやり 優しさ 助け合いの心」を表す「ローズマインド」という言葉が広まる土地であり、ばらを育てる取り組みも盛ん。廃棄される剪定後の枝が活用されるアップサイクル、土地に根付いた植物と国内の技術力がマッチする取り組み。園芸やお花愛好家、環境問題に関心のある方にも興味をもってもらえそうな事例ですね。


花の女王バラが軽くて着心地のよいデニムに。生地、洋服をつくる植物として最近では<木に実るダウン>「カポック」なんかも広まっていますね。植物と衣、これからの進化も楽しみですね。


NHK 広島:福山市「世界バラ会議」へ バラの枝の糸混ぜた糸でデニム生地


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