大きなまるい形と鮮やかな黄色の大輪。夏の象徴、ヒマワリの花。
ヒマワリ:キク科ヒマワリ属 英名Sunflower、北アメリカ原産、7~8月に咲く、言わずと知れた夏の花の代表花です。
元気でパワフルなイメージ通り花言葉にも「希望」や「憧れ」「情熱」とポジティブな言葉が多く並びます。
ヒマワリは「向日葵」という字も充てられるように、太陽の方角に向かって咲く。太陽を追いかけて花の向きを変える。そんなイメージが定着しているのではないでしょうか。
ということは、朝は東に向き夕方には西に向きを変えている…?
ところがNHK朝ドラ「らんまん」の主人公のモデルとなった植物学者、槇野富太郎は著書「植物一日一題」の中でこう言っています。<ヒマワリすなわち向日葵の花が、不動の姿勢を保って、日について回らぬことを確信をもって提言し、世に発表したのは私であった>「ヒマワリ日ニ回ラズ」、疑うのなら1日中ひまわりの花をジッと観察し続けてごらん、向きを変えるようなことはないから、と。
海外ではサンフラワー、太陽神アポロンを追いかける花の神話、太陽花、日輪花と称されることから「太陽を追いかける花」のイメージが定着したのかもしれません。
加えて、キク科の中でこんな大きな花をつける植物はないことから、その放射状に広がった花びらを光線に見立てヒマワリの花形自体を太陽と捉えた可能性も高そうです。
さらに槇野博士は「ヒマワリの種をオイルで炒って薄塩汁をひいて食すと簡単に美味しく食べられる」とも記しています。(確かにおつまみやスナックとして売られていますよね)
向日葵は本当に不動なのか?炒った種は美味なのか?真実が気になった方はぜひ観察&クッキングにチャレンジを。
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