今回のご依頼は、四日市市内で道路に越境してしまっている樹木を中心に、伐採および枝打ちを行うものでした。越境した枝葉は通行の妨げや安全性の問題を引き起こす可能性があり、迅速かつ的確な対応が求められました。
蔓(つる)植物の影響と対策
現地調査の結果、樹木に蔓植物がかなり巻きついていることが判明しました。蔓が樹木に絡みつくと、以下のような問題が生じます:
- 伐採時のリスク増加:蔓によって複数の樹木が連結され、伐倒方向が制御しづらくなります。その結果、予期せぬ方向へ倒木し、周囲の建物や人への危険性が高まります。
- 樹木の健康被害:蔓が樹木に過度に巻きつくと、光合成の阻害や樹木への負荷増加により、樹勢が衰えることがあります。
これらのリスクを軽減するため、前年の12月に根元から蔓切りを行い、蔓植物を枯死させておきました。蔓を事前に処理することで、伐採作業の安全性と効率性を向上させています。
1. 初日作業:脚立と二連梯子を使用し、地上から手の届く範囲での枝打ちと伐採を実施しました。安全帯の着用や工具の点検など、安全対策を徹底しています。
2. 高所作業:脚立などで届かない高所の枝や幹については、ロープワーク(ツリークライミング技術)を用いて対応しました。これにより、高所でも正確な剪定と伐採が可能となります。
ロープワークの利点
- 安全性の確保:高所作業でも安定した姿勢を保てるため、事故のリスクを低減できます。
- 周囲環境への配慮:重機を使用しないため、地面や周囲の植生への影響を最小限に抑えられます。
- 精密な作業:細かな剪定や狭い空間での作業に適しており、樹木の形状や健康状態を考慮した対応が可能です。
- 定期的な点検:道路や隣接地に越境する恐れのある樹木は、定期的な点検と管理が重要です。
- 早期対処:枝葉が小さいうちに剪定を行うことで、作業の手間とコストを抑えられます。
- 専門家への相談:高所作業や蔓の処理など、リスクの高い作業は専門家に依頼することをおすすめします。
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