真夏の太陽の下で大きくパラソルを広げたようなスタイルの「サンパラソル」。

南のリゾートを思わせる真っ赤な花びらは、夏の日差しがよく似合います。
キョウチクトウ科マンデビラ属、夏の代表花でもあるマンデビラを品種改良した植物で、中央、南アメリカ原産。暑さに強く名前の通り日差しを好む花ですが、寒さには弱いので冬越しさせるには室内に取り込み日当たりのよいところで育てる工夫が必要です。
うまく越冬すれば新芽が出て、ひと周り大きな株に成長し花も増え、見ごたえのある鑑賞植物に育てることもできますし、品種により違いはありますが、つるはゆっくりと伸びるのに対し、花は早く咲くので鉢やプランターでの行燈仕立てにするのもおすすめ。
開花時期も5月~10月とかなり長く暑さに強いので、街中での植栽として植えられているところもあるようです。
コンクリートやアスファルトからの反射熱にも負けない成長で春から秋まで鮮やかな花を楽しませてくれそうですね。
真っ赤な品種の1番人気はサンパラソル「クリムゾン」、中心が明るい黄色でクリムゾンより明るさのある発色のよいレッド系「スカーレット」、ピンク系ネオンカラーのような「ルージュ」など気持ちも元気になるようなレッド系が人気ですが、鮮やかな白い花びらの「クリアホワイト」も涼やかな印象、爽やかさのある素敵な花です。
またサンパラソル初のニュアンスカラーとして登場した淡いイエロー系の「アプリコット」もまたひと味違う雰囲気の可憐さがあります。
これからも新たなカラーやスタイルが生まれてきそうなサンパラソル、今後の展開も楽しみです。