真っ青な空と白い雲、夏色の空に映えそうな鮮やかなイエローにグリーンの目「ルドベキア」。この品種はカラーコントラストの美しさが人気です。
ガーデンの彩りや切り花としても活躍、緑の目のプレーリーサン、黒い目のタカオ、コンパクトなトトなど多品種が出まわり、毎年新品種も登場。夏の暑さに強い性質と育てやすさからサマーガーデンに欠かせない存在となっているようです。
ただし日本に自生するオオハンゴンソウ(大反魂草)と呼ばれる多年草のルドベキア・ラシニアタ(R. laciniata)は、特定外来生物に指定され駆除の対象になっていますのでご注意を。
ルドベキアの和名には花芯が松笠のように見えることから「松笠菊(まつかさぎく)」そして「反魂草(はんごんそう)」。反魂…見た目のイメージと違うちょっと怖そうな名前も。名前の由来は諸説あるようですが、反魂(はんごん)とは「死者の魂を呼び戻す」という意味があるそう。
強い香りで死者を蘇らせる説
手のひらのような葉の形が死者を招いている説
中国の反魂草と間違って名付けられた説
かつて草の薬効で病から生還できたからという説
などなど。ネット検索でも色々とでてくるのですが決定的な由来は定かではありません。
花言葉は「正義」「公平」そして「あなたを見つめる」。パッチリと開いた目のような花芯から見つめているようなイメージ。こちらは怖いイメージの言葉はないのでギフトにもガーデンフラワーにも安心してお迎えください。
ルドベキア:キク科 / オオハンゴウソウ属(ルドベキア属) 原産地:北アメリカ
開花期は7月~10月 耐暑性が高く初心者にも育てやすい植物