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夏の終わり。川辺に咲くオレンジの花「ワスレグサ」

執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

川辺の湿地にオレンジ色の花が集まって咲いているのを見かけ撮影。遠くから見ると淡い色の彼岸花?百合?と思いつつ、改めて調べてみるとノカンゾウという花のようです。


夏の終わり。川辺に咲くオレンジの花「ワスレグサ」


ツルボラン科・ワスレグサ属、別名「忘れ草」、原産国は中国、シュッとした葉と草丈50cmほどの茎先にラッパ型の6枚花弁、濃淡のある濃いオレンジで筋のような模様も見えます。


開花期は7月~8月、夏の花のようですが、この画像撮影時は9月後半、今年の夏は猛暑につぐ残暑でこの日もまだまだ夏日でした…。


ノカンゾウの花は朝咲いた花が夕方には枯れてしまう1日花。学名の「Hemerocallis」もギリシャ語の「hemera(一日)+callos(美)」が語源。


大きく艶やかな花の美しさが1日で終わってしまうのは残念ですが、今年ほぼ最後の貴重な開花タイミングに出会えたのかもしれません。


またノカンゾウは山菜として食べることができるそうで、天ぷらやお浸し、新芽やつぼみを茹でて酢味噌和えにするなど、なかなかオールマイティな食べ方ができるようです。


生薬や民間薬としても利用されていて、つぼみには解熱効果、葉や根には利尿作用や消炎効果、不眠症やむくみ完全の効果も期待できるとのこと。


花言葉は「憂いを忘れる」。別名に<忘れ草>もあるように「身につけていると憂鬱な気持ちを払える」と信じられていたようです。


暑い日差しの中、1日だけの艶やかな花を咲かすエネルギッシュで潔い姿にそんなイメージを重ねられたのかもしれませんね。

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