冬の花の代表格ともいえる「シクラメン」。
サクラソウ科シクラメン属の球根植物で、ハート型の葉っぱに細い茎をのばしてつく、少し反り返るような形の丸弁の花が特徴的です。
鉢植えで育てられることが多く、ショップにも様々な色の花が並んでいます。愛好家が多いことでも有名で品種改良や新種の発表が盛んな花でもあり、花びらにフリンジのあるもの、八重咲き、二色がミックスされたカラー、また花のサイズ感もさまざまで、抱えるほどの大輪咲きから手のひらサイズの小さなものまでとバリエーション豊か。
冬の花なのですが、実は寒さに弱く基本的には屋内栽培向き。でも最近よく見かける「ガーデンシクラメン」など、耐寒性を強くし屋外で育てられるよう改良された品種も増えているようです。
落ち着きがありながら華やかさもあるとても素敵な雰囲気の花なのですが、シクラメンの名前は、シ=死、ク=苦、を連想するためお見舞いには不向きとされることもあり、縁起が悪い、と感じる方もいるそうなので、ギフトには少し気を遣うところもありそう。
花言葉も「遠慮」や「気後れ」といったネガティブな意味合いも感じられるのは、うつむいたような花の表情と、名前からくるイメージがあるのかもしれません。
ただ色別の言葉には白は「清純」、ピンクは「憧れ」といった素敵な花言葉もついていますし、次々と咲き続ける花から家族愛や深い絆を連想する縁起のよい花としての意味合いももっています。
多くの人に愛されている人気の花ですから、ギフトに贈るときには、ぜひポジティブな言葉を添えて贈りたいですね。
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