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日本の古来ハーブ代表。女神の名を持つ「ヨモギ」

執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

日本各地で広く自生している「蓬(ヨモギ)」。道端や草むらにどこにでも生えている雑草のようなイメージもありますが、実はその効能はすばらしく日本のハーブの代表、世界的にも「ハーブの女王」と呼ばれる植物です。


日本の古来ハーブ代表。女神の名を持つ「ヨモギ」
日本の古来ハーブ代表。女神の名を持つ「ヨモギ」


学名は「アルテミシア」、ギリシャ神話の狩猟と月の女神アルテミスに由来すると言われる素敵な名前がつけられています。学名の理由は定かではないようですがアルテミスは山野の守護神ともされたところから山野を守る植物としてイメージされたのかもしれません。


原産地は北アジアといわれていますが、繁殖力が強く日本を始めインドや中国、ヨーロッパ、アメリカにも帰化し種類も多く200種以上が自生しています。


日本では緑色の草もちや天ぷらにして食べる食用、またお茶やお灸の原料、よもぎ蒸しなど美容や婦人科系のケアにも使われ用途が広く万能な薬草として利用されていますね。私も子どもの頃に、スリ傷に葉を揉んで止血薬として使った記憶があります。


アロマテラピーとしての効能はリラックスや安眠効果、血行促進にともなうアンチエイジング効果も研究されています。精油にはヨモギ独特の香りの成分シネオールに虫よけの効果も。


食べても飲んでもよく、皮膚から血液や身体全般に有効な成分をもつヨモギ。身近にあり過ぎてアロマとしては気にかけないことも多い植物でしたが、これからは日本の古来種にも注目してみたいと思います。

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