わあ、紅葉がとても綺麗。ひときわ真っ赤に色づいたこちらは、ノムラモミジです。ノムラモミジは江戸時代から日本人が紅葉を楽しんできたカエデです。
ノムラモミジってなんだか人の名前のようですよね。野村さんという方が開発したカエデと思われがちですが、違います。漢字では「野村紅葉」と書かれていることもありますが、もともとは「野村」ではありませんでした。色づいた葉がとても濃い色をしていて、その色は「濃い紫」。
「濃紫」(のうむらさき)がノムラと変化したのです。実際は茶色に少し青が入ったようなお色です。秋以外でも赤色をした美しいカエデで、年中その色を楽しめますよ。お庭に植えると、ほぼ一年中赤い葉が楽しめ、さらに寒さにも強い植物なので、育てやすいのです。
ちなみに私の紅葉の楽しみ方は、真下からカエデを見上げること。そうすると、空の青の中に赤いカエデの葉が見えて綺麗ですよ。赤と青のコントラストは美しいですので、是非やってみてくださいね。