寒さに強い柑橘系の柚子（ユズ）はミカン科の常緑樹、原産は中国揚子江上流といわれています。
日本でも奈良・平安時代にはすでに植えられていた記録があり、冬至には柚子湯に入る習慣など日本人にとても馴染み深い植物です。青森県の海辺から九州まで広い範囲で育つことができ寒さにも湿度にも強い。
山口県や徳島県にはゆずの原生林も存在しています。果皮にはたくさんのビタミンＣ、カリウム、カルシウム、果実にはクエン酸もたっぷり。皮をすりおろして薬味に、果汁をドリンクに、爽やかでほのかな苦みのある独特な香りは男女問わずお好きな方も多いようです。
もちろん柚子の精油もアロマテラピーに活用されています。血行促進作用があり冷え性改善、疲れをとってくれるアロマ、元気のでるアロマとしても人気です。免疫を活性し自律神経のバランスも整えてくれるので、寒い時期には体も心も温め緩める手助けをしてくれそうです。
レモンやユズなどシトラス系の香りはポジティブな考えをフォローしてくれるので、不安感が強い時や何か決断をしなければならない状況の時も、やさしく背中を押してくれるのではないでしょうか。
女性特有の不調でメンタルが落ち気味ならクラリセージとユズ、華やかさが欲しいならカモミールやローズなどのフローラル系とユズ、ジンジャーなどスパイシーな香りともマッチするのでなりたい気分に合わせてブレンドを楽しんでみるのもおすすめです。