春らしい華やかで繊細な薄紙をまとったような花びらをもつ可憐な花「ラナンキュラス」。
品種改良も盛んで毎年新種が登場するほど、白やピンク、黄色…色数や咲き方もバリエーション豊かです。
光や温度に反応して開く性質があり、閉じている時と開ききった時でボリューム感が異なるのもおもしろいですね。
キンポウゲ科キンポウゲ属、原産地は西アジア、ヨーロッパ、和名をハナキンポウゲ、英名ではButtercup(バターカップ)。
ラナンキュラスの語源は、ラテン語の「rana (カエル)」 からとされています。理由は葉っぱがカエルの足に似ていることから。カエルの足…そう言われると、そうかもしれません。
英名のバターカップは、黄色い花びらをもつ小ぶりの5枚花びら姿、ラナンキュラスの原種のことを指しているそうですが、バター色をしたカップ状の花の総称として使われることもあるようです。
バターカップの画像を検索してみると、ゴージャスなラナンキュラスと比べかなり素朴なイメージですが、鮮やかなイエローがとてもかわいい。葉っぱはやはりカエルの足型。日本でも田舎の方では雑草に交じって咲いているようなので、出会う機会を楽しみにしておこうと思います。
花言葉は「華やかな魅力」「とても魅力的」。
白には「純潔」、紫には「幸福」、黄色に「優しい心遣い」という言葉もあります。
ゴージャス感があり春先に出回ることからか、「合格」など縁起の良い祝福の意味合いをつけて贈られることもあるようです。
時期的にも入学や就職などお祝いごとにもぴったりですね。