先日の山林整備で伐採した小径木のヒノキを少し持ち帰ってきました。
ヒノキはスギと共に日本の針葉樹の代表格です。
ヒノキという名は「火の木」の意味で、古代に火起こしに使われたという説と、
尊く最高のものを表す「日」をとって、「日の木」という説もあるようです。
建築用材のイメージが強い樹種ですが、そのほかの活用方法を探してみたいと思います。
まず作ってみたいものは、ミニスウェーデントーチです。
正式名称は「スウェディッシュトーチ(Swedish torch)」
発祥はフィンランドで昔から使われていた「かがり火」とされています。
そのかがり火がやがてスウェーデンに伝わり、ヨーロッパ中が戦火となった三十年戦争(1618-1648年)の最中にスウェーデンの兵士たちが使っていたことから「スウェーデン(スウェディッシュ)トーチ」と呼ばれるようになったそうです。
ヒノキの名前の由来説の通り、ヒノキは生木でも火が付くそうなのでスウェーデントーチにはもってこいの樹種なのではないでしょうか?
また、ヒノキの香りにはヒノキチオールという成分が含まれており、触覚を刺激する香りがするため、ムカデを寄せ付けない効果が高いとされています。丸太を切って出たおがくずを庭に撒いておいたり、不織布などに入れてムカデの好む湿気が高い場所へ置いておくと忌避剤として余すとこなく活用することが出来ます。