パッと目に飛び込んでくるライトイエロー。歩いていてふと吸い込んだ花の香り。そんな菜の花と出会った瞬間に春を感じた方も多いのでは?
アブラナ科・アブラナ属、原産地は地中海沿岸、東アジア、ヨーロッパ圏、菜の花(なのはな)の他、花菜(はなな)、菜花(なばな)という呼び方もある植物です。
鑑賞用、菜種油の原料になるナタネ、茎や花を食べるナバナ、と用途によって品種も違いますが、一般的にはアブラナ科の黄色の花の総称として菜の花と呼ぶようです。
お浸しなど春の食卓も飾る花ですが、今回は種子から作られる菜種油・菜の花オイルについて。
油菜(アブラナ)という名前がつけられているように、日本に昔からある馴染みの調理油で、東アジア圏では昔から日常油として好まれ、かつては日本国内の菜種自給率も100%!だったそうです。
分類としてはオメガ9系オイルで、オリーブオイルと同じ分類。オレイン酸が多く含まれる、善玉コレステロールを減らさずに悪玉コレステロールを減らしてくれる健康効果が言われています。
効能として生活習慣予防、アンチエイジング、腸内環境改善などがあり、肌トラブルや便秘に悩む女性にもおすすめされています。
ただし選びたいのは、昔ながらの圧搾法(あっさくほう)で丁寧に抽出したオイル。化学溶剤で抽出した油は安全性と栄養価、香りや味にも不安があります。
私のおすすめの使い方は、熱に強い特性を活かした、シフォンケーキやパウンドケーキ、またご飯を炊く際に炊飯器にひとさじプラスしておくとお米にツヤがでて美味しいですよ。
興味のある方はぜひお試しを。