庭木、石が重なった場所のスキマからひょろりとのびる植物。気候が暖かくなるにつれ、その先端はカラフルなピンク色に。そして独特の配色で神秘的な雰囲気のある花を咲かせました。
「ビルペルギア・ヌタンス」、和名「瓔珞(ようらく)ツツアナナス」ブラジル原産のパイナップル科ツツアナナス属、どうやら木や岩に着床しそこから伸びてくる植物のようです。
また葉の部分が筒状に重なり合っていて、そこに雨水を溜め、葉から直接水分と養分を吸収できるので、根っこに土壌が少なくても育つことができるツワモノです。
環境適応能力も高く、南半球出身植物ながらもマイナス5℃くらいまで耐寒性があり、実際我が家でも軒下で何十年も越冬しています。とてもたくましいですね。
花茎は弓なり状にのび、10個程の花が垂れ下がるようにつき、先端はグリーンの3弁花が反りかえって開いています。
名前の瓔珞(ようらく)というのは、昔の人の髪飾り、珠玉を連ねた首飾りや腕輪などインドにおける装身具のこと、また仏像の首や衣服につける装飾具という意味。
また英語名では「女王の涙」とも呼ばれています。
オリエンタルな色彩と首飾りのような優雅なスタイル、そして暑さ寒さにも耐え土がなくても育つ逞しさ。
日本の植物の中にツツアナナスが咲くと、濃いピンク色がかなり鮮やかでちょっと毒々しくさえ感じます。かなり目を惹く神秘的な植物ですが、強く美しい東洋の女王や要録の名にふさわしい植物です。
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