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執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

生きた化石。力強い生命力のシンボル「イチョウ」

イチョウ並木や学校、公園、神社の境内、イチョウを植樹している場所は数多く見られるので身近な樹木と感じている方も多いと思います。


生きた化石。力強い生命力のシンボル「イチョウ」

大きく根を張り高くまっすぐに伸びる姿に生命力の強さを感じ、そばに行くだけでもパワーを与えてくれそうな神々しささえも感じます。そのイメージの通りイチョウはとても強い木で、歴史的には約2億7000万年前古生代末の地層からイチョウの祖先らしき葉の化石が発見され「生きた化石」とも呼ばれています。


現存しているイチョウの種類も恐竜が繁栄していたジュラ紀にはあったそうですから、過酷な気候変動を乗り越えて現在もなお生き抜いている素晴らしい生命力。


本来は枝を大きく広げたスタイルで成長するようですが、街路樹などは横に広がらないように細長く剪定されているので、ゴツゴツしたコブがあるような幹は整えられた姿なのですね。


また葉はとても特徴的ですが、よく見ると扇形で真ん中に切れ込みがあるものとないものがあります。銀杏の実のなる雌株とならない雄株で違うという説もあるようですが、これは個体差によるもので、樹木によって切れ込みあるなし様々な葉があるとのこと。


枝だけでなく写真のように根の近くの幹からも葉が出ている木もありますので、ぜひ近くで観察してみてください。



葉のエキスには血液の循環を良くする効果や、記憶力維持効果なども期待されているため、健康食品などにも利用されています。

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