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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

笑顔あふれる里山伊賀市大山田地区にて菜種油加工場・食品加工場の見学

山の木の実加工食品を開発するにあたり、今回は森林の新たな価値を模索していく中でご縁をいただきました伊賀市大山田地区に所在する大山田農林業公社様のもとへ菜種油加工場・食品加工場の見学に伺いました。


笑顔あふれる里山伊賀市大山田地区にて菜種油加工場・食品加工場の見学

大山田農林業公社様は、伊賀市の「菜の花プロジェクト地域循環型モデル」というプロジェクトの中で、お米を収穫後の田畑に菜の花の種を蒔き花を楽しんだあと菜種を収穫して搾油し菜種油を製造されています。


大山田農林業公社

伊賀 菜の花プロジェクト地域循環型モデル

美しい農村風景を守るために菜の花の栽培をし、収穫した菜種を選別、乾燥から焙煎、搾油、瓶詰め、販売まで一貫して行い、国産菜種油はわずか1%しかない中で地域ブランドとして確立されており、地域が一丸となって菜の花の循環を通し地域の活性化に取り組まれています。


美しい農村風景を守るために菜の花の栽培

見学に至るまでの経緯としていくつかの課題が導いてくれました。


山へ興味や関心を持ってもらうこと

森林について学び知っていく中で、現代は山と人との関わりがとても薄れており手入れが行き届いていない山が多くあることは危険な状態だということ、手入れをしていくためには手入れを進める担い手が必要だということ、人を集めるためにはまず山へ興味や関心を持ってもらうこと、山の手入れが仕事として成り立つことが必要だと感じています。


三重県 畑わさび

昔は、山と深く関わることで生活が成り立っており、薪や木の実、山菜や薬草を利用する知恵もあり、生きる糧として当たり前に山と人が関わっていたので里山の手入れは行き届いており、明るく綺麗な林内だったことでしょう。飢饉などが起こった時には山の救荒植物が多くの人の命を救ってきた歴史もあります。

先人のしてきたことを現代の人の「当たり前」な習慣に再び組み込むためにはどうしたらいいのかを考えるようになりました。


また、森林整備に携わっていくと少なからず<山は負の遺産>という声も耳にします。

これはとても悲しいことで、現代の日本人の心が山に現れているようです。

現在の荒廃した森林の状況と森林の恩恵を振り返ってみましょう。

人が手を入れなくなってしまった森林は林冠が覆われ暗くなり、林床まで光が届かず草本類や低木層があまり育たず極相林化が進んでいます。

その結果、森林が持つ多面的機能のバランスが崩れ災害に繋がりやすい森林環境が増えています。

現在は大きく分けて8つの多面的機能があるとされていますが、その中の一つに水源涵養機能があります。その働きは森林の土壌が雨を貯め上手に雨水をコントロールしてくれることにより、川へ流れ込む量が均等に配分され洪水が緩和されたり、雨水が森林土壌を通過することにより水質が浄化されるという機能です。

その他にも土砂災害防止土壌保全機能があり、高木層から低木層が多様な樹種で構成された森林には根がネット状に張り巡らされ土砂災害を防止し土壌保全に繋がります。

このように森林は目に見えづらいところでも私達の生活を守ってくれていて、この機能を保つためには、人の手を入れた森林は継続して定期的に手入れをし健康を維持していくことが不可欠なのです。

このような考えから他分野にも視野を広げ模索し、異業種にも飛び込んでご縁をいただきました。

私達は現在荒廃している山を、森林の持つ多面的機能が最大限に発揮できるよう整備していきたいと考えています。また、森林保全として、その土地に自生する樹種で構成された混合林、拡大造林で人工林となり保育されず放置されている森林を落葉樹林・混合林への変換を目指し、多様な生態系の維持・再生に携わっていきたいです。

先の課題も少しずつ解決に向かうよう私達の出来ることから始めたいと思います

山と人の関わりが薄れている現代にもう一度、山を身近に想ってもらえるよう、先人に見習い山の木や植物から林産物を収穫できる「食べれる森」(多様な樹種で構成される混合林)への整備を提案していくこと、そこで採取した木ノ実や果実を、実際に食べたり触れたりして、五感で山の楽しさを感じてもらえたら記憶に残り未来の担い手への希望が繋がります。一定の収穫量が確保できるようになれば加工食品として販売することも出来ます。他にも色々な角度から山を見ると山の可能性は無限大です。

「山へ新たな価値を持たせること」で再び山と人が共に生き活用していく未来が広がることを願い、未来に繋がる山づくりの「きっかけ」を作っていきたいと思います。



菜種 油かす

菜種を収穫して搾油し菜種油を製造

快く見学の機会をくださり私達の話に耳を傾けてくださいました大山田農林業公社様に心より感謝いたします。これからもご縁と想いを大切にしながら模索し挑戦していきたいと思います。

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