春の訪れを知らせてくれる梅の花。紅梅が青い空に映えてとてもきれいです。

種類によって多少開花時期は異なりますが、梅は早咲き種では1月から、2月には次々と順番に異なる品種が咲きそろい3月末頃まで見ごろが続きます。
耐寒性、耐暑性がある強い植物で、3~5m程度に剪定し管理することで相応しい大きさの樹木となること、花、香、果実の3つが揃った庭木としても好まれています。また松と共に盆栽の代表格としても人気があります。
梅の花言葉は「高潔」や「不屈の精神」、厳しい寒さを乗り越えて鮮やかに花を咲かせる様子にぴったりですね。また他に「忠実」もあり、大宰府の菅原道真を追って飛んできた飛梅伝説にちなんだ言葉とも言われています。
色によっても違う花言葉があり、紅梅には「優美」、白梅には「気品」という言葉。同じ梅の花でも赤い花はやはり華やかさを、白い花は慎ましさを感じるということなのでしょう。
紅白が揃うことでお祝いの場にも相応しく、縁起の良い植物としても愛される梅の花。
寒い時期他の花に先駆けて咲くことから「百花の魁(ひゃっかのさきがけ)」の名もあり、人より秀でる、先駆けることの象徴でもあります。また梅の新芽がまっすぐ天に向かって伸びていく姿も発展や成長、隆盛さを象徴されるので、お祝いの席に好まれるようです。
強く華やかな梅の花、そのかぐわしい香りとともに春の訪れを楽しみたいですね。