クリスマスローズ:学名Helleborus(ヘレボルス)キンポウゲ科ヘレボルス属、ヨーロッパ、西アジア原産の植物です。
和名に寒芍薬、流通名にはレンテンローズという名称も使われますが、日本ではほぼどの品種スタイルのヘレボルスも「クリスマスローズ」とひとくくりに呼ばれることが多いようです。ヨーロッパでの「クリスマスローズ」は本来「ヘレボルス・ニゲル」を指し、クリスマスの時期に開花します。
日本では1月から4月、5月頃までが開花期でクリスマス頃から出回るものの冬期から春までの長い期間楽しめる花として人気があります。
最近見かけたのがアンティーク調のシックなカラーが美しい「クリスマスローズ ピンクフロスト」。
うっすらグリーンも残りながら、クリーム色、透けるような掠れた感じのピンクバイオレット系、フロスト(霜)、結氷、という雰囲気を醸し出す質感が素敵です。
ちなみにFrost(フロスト)の意味には、霜、結氷の他、つや消しガラス、砂糖をまぶしたお菓子、という意味も。アンティークガラスのような色彩もまた名前にぴったりですね。
魅力的なのは、咲き始めはクリーム系の淡い色、気温が下がると濃いピンク色に染まり、見た目もかなり変化する特徴。どの時点でも独特の美しさを堪能できる楽しみもあります。
この花はカラーの魅力で昔から人気の品種だということですが、異種間交雑種なので強さがあり大株になると存在感も。
育てやすい性質からも初心者ガーデーナーにおすすめされていました。お店の方のお話ではクリスマスローズの中でも毎年早々に完売になることも多い品種だそうですよ。好みの合う方はお早めに。