シルバーレース。その名称の通り繊細なレース編みで作り上げられたかのような、細かい切れ込みが美しい形のリーフプランツ。霜や雪に覆われたようにも見えますが、茎や葉も白いふわっとした毛におおわれ、全体的にあたたかみのある印象です。
キク科タナケツム属、原産国はカナリア諸島、名称シルバーレース、またダスティーミラー、シロタエギクと表記されていることもあるようです。
ただシロタエギク(白妙菊)という植物は別に存在し、黄色の花を咲かせるキク科セネシオ属のセネシオ・シネラリア(Senecio cineraria)を指すのが一般的なようです。(シルバーレースの花は黄色に白い花びら)
シロタエギクの品種にはシルバーダスト、ダイアモンドダスト、セネシオエンジェルウイングスなど、どれも白く起毛感、スエード感のある植物が並んでいます。
お店やサイトによっては、ラベンダーやセージなども含め白い起毛系の葉植物をまとめてシルバープランツ、シロタエギクのくくりとしている場合もあるようですね。
銀白色の葉、繊細なフォルムのシルバーリーフは、見た目にも美しく雪も連想させ冬のガーデンの演出によいですし、春や夏にも涼感を感じさせてくれる色彩が重宝されるという季節問わず使い勝手のよい植物として人気。
カラフルな色花と組み合わせて寄せ植え、グランドカバー、そしてスワッグやリースに使うと、アレンジした花も鮮やかに映え素敵です。逆にシルバーリーフ同志や同系色のカラーリーフのみでまとめるアレンジもナチュラルで大人っぽい印象になりそうですね。
みなさんの好みはどちらでしょうか?