「金のなる木」でお馴染みの花月(カゲツ)に可愛らしい花が咲いていました。
星形の淡いピンク色の5枚花びらの内側にさらに繊細な装飾のような、赤い小さな星形を重ねた小さな花が集まって、ひと足先に春を演出してくれているかのようです。
ベンケイソウ科クラッスラ属、南アフリカ原産、丸みとツヤのある葉が富や金運にもつながり、日本でも縁起の良い植物として人気ですね。
カネノナルキの花言葉は「幸運を招く」。またストレートに「富」「一攫千金」などのお金に関する言葉も並びます。
最もポピュラーな品種は、葉のふちに赤い斑が入った「花月(カゲツ)・縁紅弁慶(フチベニベンケイ)ですが、他にも数種類の金のなる木があります。
葉に黄色の斑入りで、夏にかけて葉が緑色になる「黄金花月」、ピンクの花色が美しく小ぶりでも花が咲きやすい「桜花月」、葉に白い斑が入る「花月錦」など。
またちょっと変わったスタイルの「宇宙の木 ゴーラム」も金のなる木の一種ですね。
ところで「金のなる木に花が咲くと不吉」「枯らすと貧乏になる」という通説が少なからずあるのだとか。
結論からいうと、もちろん全くの嘘で不幸にも貧乏にもなりません(笑)のでご安心を。
おそらくあまり見かけないクラッスラの花が珍しかった、強く枯れない植物のはずなのに枯れてしまった、ということから何か特別な理由をもたされたのではないでしょうか。
また花後は栄養がとられて弱る、枯れるという植物が多いこともありそうです。
元気に育てるには花後は少し剪定して枝ぶりを整えておくといいようです。
来年もまた縁起のよい金のなる木に咲く可憐な星形の花に会えますように。