小岐須渓谷は、鈴鹿市小岐須町にある美しい渓谷で、野登山、仙ヶ岳、宮指路岳、入道ヶ岳に囲まれた約4kmのエリアが広がっています。今日は三重県自然環境保全指導員として、この渓谷の植生調査を行いました。特徴的な「小岐須の屏風岩」をはじめ、石灰岩が長い年月によって侵食され、四季折々の風情を楽しめる景色が広がっていました。
植物については、カヤやギボウシ、モミジ、ヤマブキ、サンショウ、イタドリ、マムシグサ、すみれ、鹿子の木、紅葉、アラカシなどが見られました。
特にヤマブキの花は岩肌に咲き乱れ、見事な光景を創り出していました。また、紅葉の若葉も新緑の美しさが目立ち、渓谷一帯に清々しい雰囲気が漂っていました。
このような自然環境を守るために、三重県では自然環境保全指導員を公募により採用しています。
指導員は、三重県自然環境保全条例に基づいて、県民の皆様に自然の大切さや保全方法を伝える活動を行っています。小岐須渓谷のような素晴らし自然がこれからも残りますように。