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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

赤色の花、そして黄色も開花「キイロヒガンバナ」

秋分を過ぎた頃に真っ赤な花を咲きそろえる彼岸花(ヒガンバナ)。田んぼの畔や草むら、また知らないうちに庭の片隅に咲いているのも見かけたりします。


赤色の花、そして黄色も開花「キイロヒガンバナ」

赤い彼岸花が咲く風景も日本らしさを感じるものですが、こちらの写真は黄色いヒガンバナ。


ご近所の庭に植えられていたものですが、最近は代表的な赤色だけでなく黄色や白のヒガンバナをよく見かけるようになりました。


黄色ヒガンバナとして多く見られるのは「鍾馗水仙(ショウキズイセン)」という品種で、他に淡い黄緑色の花びらの「カチューシャ」、黄色味が強い花びらをもつ「喝采」という品種もあります。

ヒガンバナ科・ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草、球根植物。


黄色のヒガンバナは赤色より少し遅れて10月以降に開花するようです。


ヒガンバナといえば別名が多いことでも有名ですが、よく知られているのは「曼珠沙華(マンジュシャゲ)」ではないでしょうか。仏典に由来し、サンスクリット語では「天界に咲く花」「紅色の花」を意味すると言われています。


また学名の「Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)」から「リコリス」と呼ばれることも。

他に、死人花(シビトバナ)、地獄花(ジゴクバナ)、幽霊花(ユウレイバナ)…といったちょっと怖いイメージの名前もありますね。


黄色ヒガンバナの鍾馗水仙(ショウキズイセン)の意味は、中国の民間伝承に伝わる道教系の神さま「鍾馗」からで、 日本では、疱瘡除けや学業成就、魔除けの効果があると言われ屏風や掛け軸に描かれることも多く、端午の節句に絵や人形を奉納する風習もあるようです。

同じ名前なのは、花びらが縮れたように伸びている感じとモジャモジャの髭を生やした神様が似ているからなのでしょうか?


そう思うと怖い花というより、勇ましい姿にも見えてきそうですね。

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