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静かに、力強く。揺らぐことのない桜の開花「桜の花芽」

  • 執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
    三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空
  • 2020年3月31日
  • 読了時間: 2分

家の近所の大きな公園の桜。まだ花芽がかたく閉じている感じでした。「花芽」という呼び方は、木や茎の枝にできる小さな芽を意味する言葉で成長して花が咲いたり、果実ができたりする部分のことを言うそうです。またそこから更に葉がでてくる場合は「葉芽」と呼ばれます。「つぼみ」というと、もう少しふっくらとして桜だと濃いピンク色の花びらが見えてきて、もうすぐ春だ、とうワクワク感があるイメージでしょうか。今日の桜はまだ「花芽」がふさわしい気がしました。


日差しも随分強くなってきて暖かさを感じる日が続いていますし、記録的な暖冬だった今年なので、桜の開花はいつもより早まるのかも。


、今年はウイルス流行の影響で全国的にお花見自粛の動きがあるようで、こちらの公園にも自粛要請の看板がたくさん掲げてありました。いつも早朝から散歩やランニングをする人も多い場所なのですが、何となく外出を控えている方が多いのか人気もまばらでいつもより静かな雰囲気。桜は着々と花芽をふくらませてくれているのに、少しさみしい感じもします。



桜を眺めると季節を感じ、いさぎよく散る桜の姿に美学を感じるのは日本人独特の感覚なのでしょうか。


特に理由はなくても桜の木には何となく特別な想いを寄せてしまいます。連日のニュースでお花見自粛の話題を聞くと、やっぱりさみしい気持ちにもなりますが、今年は静かにゆっくりと楽しめると思えばそれもまたいいのかもしれません。世間がどうあろうと毎年決まった時期に静かに、力強く、揺らぐことなく咲いてくれる桜。我々の一喜一憂を桜の方はどんな風に眺めているのでしょうね。

 
 
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