りんりん♪とかわいい音を出しそうなこのかわいい植物はアセビです。
時々スズランと勘違いする人がいますが、花のつき方やベルの部分の形が違います。まとまっているのがアセビ、華奢に真上にすっと伸びているのがスズランと考えると区別しやすいです。
アセビは漢字で書くと「馬酔木」。実は葉には毒があるんです!馬がうっかり食べてしまうと酔ったように、ふらふらすることが由来です。本能的に毒があるのがわかるのか、動物はアセビを食べるのを避けるため、草食動物が多い地域ではアセビが多いそうです。シカで有名な奈良公園では、シカがアセビを食べないためアセビがたくさんあるそうです。是非奈良公園に行く機会があれば、シカだけでなくアセビもチェックしてみてくださいね。
さて、有毒なことはわかりました。実はこの毒、殺虫剤に使われるそうです。こんなにかわいらしく、りんりんと音を出しそうなほどなのに、毒があるだなんて意外ですよね。
お花は白がほとんどですが、画像のようにピンク色のアセビもあります。私の自宅の近所も白のアセビばかりですが、ピンクを見つけて思わず撮影してしまいました。日陰でもよく育ち、2月から4月まで咲くので、お花も長く楽しめます。初心者さんでも育てやすいですよ。間違っても食べないようにしてくださいね。