「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿はユリの花」
誰でも一度は聞いたことがある言葉ではないでしょうか。真っ直ぐな茎に華麗な花を咲かせるシャクヤク。大輪で品格を漂わせまるで住む世界が違うかのように感じさせてしまう豪華な花でもあります。
咲き方も一重咲きやバラ咲き、翁咲きなど様々で1本だけでも切り花にして花瓶に飾ればそこはもう別世界。あなたを虜にしてくれるでしょう。なぜなら……実は筆者も虜になりました(笑)。花瓶に飾っているのですがとても魅力的で美しく、毎日水を替えて少しでも長持ちさせようと頑張っている最中です。来年もきっと我が家にお迎えする花になるでしょうね。
シャクヤクと牡丹は似ていますよね。「見分け方が分からない」という人も多いと思いますが葉に注目してみてください。シャクヤクは丸みを帯びた葉でギザギザはありません。牡丹はツヤのない葉でギザギザになっています。葉を見ると1番分かりやすいかと思います。
シャクヤクは女性には嬉しい生薬となっており、婦人病には欠かせることが出来ないもので大切な女性ホルモンのバランスを整える役割もあります。
なんとあなたもご存じの養命酒や葛根湯にも含まれています。
「シャクヤクのツボミが開かないの」と、お困りの方は」いませんか?小さくて丸くて固くて。シャクヤクのツボミって一度開き始めるとあっという間に咲いてしまいますが、固いものは咲かず……という困った花でもあります。
固いツボミのベタベタとした密を拭きとったり洗ったりして、少し手でツボミをゆっくりとほぐしてください。お手伝いをする気持ちで。ツボミが咲かなくて困っている場合によければ一度お試しくださいね。そして満開になったシャクヤクの香りも楽しんでみてください。気品高い香りがしますので……。
Comments