鮮やかな花色。ハッキリとした赤やオレンジなど原色系の花びらが美しい「ガザニア」。
日本では「勲章菊(くんしょうぎく)」とも呼ばれます。
円形に縁どられるように並ぶ花びらは、確かに誇らしげに胸に飾られる、立派な勲章のよう。
見た目にも華やかで目を惹くので、写真に撮っても堂々とした存在感がありますね。
キク科ガザニア属、南アフリカ原産で暑さに強く、春から秋まで長く花も楽しめるのでガーデニングファンにも人気です。
他種交雑なども含め40種類ほどと品種もかなり多いですが、大きく分けると園芸品種の原種でもあるリゲンス種、グランドカバー向きのリネアリス種、八重咲、シルバーリーフなどのハイブリット種があります。
暑さ乾燥には強く、あまり手がかからないため外で栽培されることも多いですが、太陽の光が当たらない場所だと開花しないこともあり、寒さや霜にあたると枯れてしまうことも。
1日の中でも朝日にあたると花開き、夜には閉じてしまう。曇りの日は閉じたまま、といった性質。華やかなイメージ通り太陽が好きな花なのですね。
花言葉は「きらびやか」まっすぐ伸びた茎に大ぶりのカラフルな花びら、自信に満ちあふれているような姿にぴったりです。他にも「あなたを誇りに思う」という勲章菊という和名から来ているような言葉もあります。
暑い時期にも生き生きと咲いてくれるガザニアにパワーをもらって、猛暑になりそうなこの夏も乗り切っていきたいものです。