カラーはシンプルなフォルムが魅力的な球根植物です。切り花としても人気があります。花の色は赤、黄、白、ピンク、オレンジ、紫などがあります。
カラーには大きく2つのタイプがあります。乾燥地域で育つ畑地性カラーは乾燥気味に、水辺で育つ湿地性カラーは湿気気味に育てます。園芸用に流通しているのはほとんどが畑地性ですので、ここでは畑地性カラーの育て方を見ていきます。
球根の植え付けは4~5月です。日当たりと風通しの良い場所を好みます。6~7月には花が咲いて見ごろとなります。生育期には肥料を定期的に与え、水は土の表面が乾いたらたっぷりあげます。
花が終わったら花茎をカットします。球根に栄養を蓄えさせるため、花後も葉は切らずに、自然に枯れるまで管理します。秋に涼しくなってきたら水やりの回数を減らします。冬には休眠するので、水やりをストップして、霜に当てらない場所で管理します。ただ、地植えなら秋に球根を掘り起こすのが無難でしょう。
春になったら球根を掘り起こし、ひと回り大きな鉢に植え替えます。この時に分球で増やすこともできますよ。