ヤマボウシは日本原産でミズキ科の落葉高木です。庭木でもよくみられますが、樹高は5~10mにもなります。アメリカ原産で似ているハナミズキとは、花びら(のように見える総苞片)の形で見分けがつきます。
ハナミズキは切れ込みのようなものが入って、ハートみたいな形です。
ところで、ヤマボウシは年に3度も楽しませてくれる樹木だとはご存知でしょうか。
・楚々とした白い花が5月~7月頃咲きます。
・9月頃には、赤い実がなります。この実が美味しいようで、我が家ではもっぱら鳥たちのごちそうとなってしまいますが、ジャムや果実酒にもできるそうです。
・さらに、晩秋には美しく紅葉するのです。
なかなか盛りだくさんだといえるのではないでしょうか。もう一つ付け加えるのなら、新緑の美しさですね。
ヤマボウシの剪定は、落葉している11月~3月頃に行います。ヤマボウシは剪定すると樹形が乱れやすいので、他の枝にからむように伸びてしまった枝や枯れた枝、勢い良く伸びてしまった徒長枝の剪定が基本です。しかし、場所の関係でもっと剪定する必要がある場合には、車枝で残したい枝を2~3本残して、他の枝は付け根から切ってしまいます。芯止めといって、高さを抑えることができます。