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紅葉の名所・香嵐渓 4割のモミジ伐採を提言

執筆者の写真: 三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

6月21日付け毎日新聞(中部朝刊)の記事によると、愛知県豊田市足助町の紅葉の名所・香嵐渓で、モミジの密集により、色づきの衰えが問題となっているそうです。


紅葉の名所

香嵐渓は、江戸時代初期に足助にある香積寺の三栄和尚が、巴川から香積寺に至る参道に植えたのが始まりとされます。さらに、大正末期~昭和の初めに地元住民によって飯盛山に植栽されました。現在約4000本のモミジがあるとされます。

近年、モミジの色づきの悪化が指摘されていたことから、豊田市はモミジが多い飯盛山北西斜面で、樹木医によるドローンを使った調査を実施しました。その結果、基準を大きく上回る過密状態と判断され、美しい景観を保つため、このエリアの約4割の間伐が必要と提言されました。

密集により日差しが十分に当たらず生育不良になっている木がみられ、色づきの衰えの他、葉が一部なかったり、枯れていたりといった症状があり、老木の落下もあったそうです。

香嵐渓といえば、見応えのあるモミジが楽しめる観光地で、私も何度も訪れています。美しい紅葉スポットを将来に残すためには、必要な措置なのだと思いますが、これまで楽しませてくれたモミジが多く伐採されるのは寂しく感じます。

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