百日紅(ひゃくじつこう)はサルスベリとも呼ばれるミソハギ科の落葉中高木です。
樹高は2~10mほどに成長し、百日という名前の通り、初夏から秋ごろまでの長い期間、鮮やかな紅色やピンクの花を咲かせます。猿ですら滑って登ることができないほど樹皮がつるつるとなめらかなことから、サルスベリという名前が付けられたと言われています(実際には猿は普通に登れるそうです)
庭木として植えられることが多く。初心者でも育てやすい花木とされています。
苗が小さいうちは鉢植えでも栽培できますが、最終的には地植えにして育てます。地植えする時は、できるだけ日当たりの良い場所に植えるようにしましょう。日陰に植えるとほとんど花が咲かなくなります。
また、葉っぱが枯れ落ちる冬の時期に、伸びた枝を切り詰めて形を整えると、次の春に勢いの良い枝が生えてきます。
日当たりの良い場所に植え、冬には剪定する。この二点が大事です。
寒さに弱いという性質はありますが、一度日当たりの良い場所に植えてしまえば、後の管理はさほど難しくないとされています。
夏に花を咲かせる花木として、百日紅を育ててみるというのもよいのではないでしょうか。