公園で拾ってきたどんぐりを蒔いてみたら…
去年の秋、どんぐりを公園で拾い、クリスマスの飾りを作った。その残りのどんぐりを小さな庭に蒔いてみた。春を終え、夏を終え、庭をふと見ると…。まさか、こんなにたくさんの芽が出てくるとは思わなかった。芽が出る瞬間は見られなかったけど、となりのトトロのメイちゃんとサツキちゃんになった気分だ。
ドングリの種類と形
庭に蒔いた、ドングリはアカガシ、マテバシイ、クヌギの三種類ある。どんぐりと一言で言っても、たくさんの種類がある。だから、出てきた芽もそれぞれだ。
アカガシはコロンとした形で、まさしく「どんぐりころころ」の歌に出てきそうな形。マテバシイは少し長めの実で、皮が硬く銃弾のようなかっこいい形。クヌギは栗のように丸い形で、カーリーヘアーのかわいらしい帽子がついている。クヌギの木はカブトムシやクワガタ虫が集まるので有名だ。
冬に向けて動物たちは…
どんぐりは縄文時代には人間の主食だったように、栄養豊富な作物である。生産量も多いことから、冬の冬眠に向けて森の中の動物には重要な食料になる。夏には木の幹か樹液をだし虫に餌を提供し、秋には子どもたちが拾って遊び、その他のどんぐりは動物たちの餌になり、一冬を越すための食料になる。どんぐりって偉大だ。