毎年お花見では道明寺を持って、桜を見ながら食べてみます。いつもより美味しく感じるんです。カフェにもこの時期は桜テイストのドリンクがあったりしますが、桜味ってそもそも何なのでしょう?桜って塩漬けくらいしか食べたことがないですよね。
桜餅には、桜の葉が使われています。この桜の葉は茹でて塩漬けにされたものです。桜の葉にはクマリンという成分が入っています。このクマリンがポイントなんです。
桜そのものを嗅いでも、桜餅のような不思議と香りはしません。しかし葉を塩漬けにすることで葉の細胞が壊れて、クマリンの結合も壊れ、あの桜味、桜風味があるんです!
桜餅などでいい香りを感じても、実際の桜で同じ香りがしないのは、この仕組みだったのです。クマリンは摂りすぎると体に悪影響があります。しかし、桜餅に巻いてある1枚食べる分なら全く問題はありませんのでご安心ください。
この時期はたくさんの桜テイストがありますので、是非みなさん楽しんでくださいね。