以前の記事にも登場した烏頭(ヒメウズ)、キンポウゲ科、「小さなトリカブト」の名前をもつ本当に細く繊細な茎に小さな花です。
春の花が終わり3方向に分かれ弾けた隙間に種がのぞいていました。
ピントを合わせるのに一苦労するほど小さな花ですが、画像のようにコンクリートのスキマからしっかりと伸び、来年の為に命のサイクルをつないでいるのですね。
種の入った殻の部分も籐籠のような透け感があり、可愛らしいです。周りにはまだ開く前の緑色のサヤのような種もたくさんついています。
ヒメウズのような、種を落として増えるタイプの植物、こぼれ種の植物もたくさんありますが、いわゆる雑草と呼ばれる草花も多いですよね。
うちの庭にヒメウズの他に今年多く育っていたのは、黄色い花のハハコグサ、コメツブグサ、薄い紫色のマツバウンランなど。
ひとつひとつの小さな花や葉は、とても可愛いものですが何といっても生命力が強靭ですから、眺めている間にもどんどん陣地を広げてくれる勢い。
庭を整えておく為には、やはり雑草抜きも樹木の剪定も必須。
樹木は種類によって剪定の時期が異なるので専門の方に相談するのがベストですが、自分でできる雑草対策のタイミングは春過ぎて梅雨時期に入る前。ヒメウズのようにたくさんの種をつけた草を(ちょっと心は痛みますが)整理しておく、雨の日の翌日など地面が柔らかくなっているタイミングを逃さずに。