寄せ植えにも人気のカルーナ。冬咲きの花を見かけました。細い枝の先を覆うように小さなパステル系の花がつき可愛らしい様子は寒い時期に春を思い出させてくれるようです。

6月~9月頃に開花する品種が一般的ですが12月~3月くらいに咲かせることができる冬咲きも人気。
品種のバリエーションが多く花色から葉色、開花時期、樹高も様々で、その数は1000種類以上あるそうで代表的なのは秋に赤やオレンジ色に紅葉する葉をもつカルーナ・ブルガリス、濃い色の葉に淡いピンクや紫、白の4種類の花を咲かせる人気種カルーナ・ガーデンガールズ、紫、白、そして黄色の花も咲き米粒のような小さな花が特徴的なカルーナ・ビューティレディーがあり、園芸店でもよく見かけます。
ヨーロッパ・北アフリカ・シベリアなどを原産地とし寒さに強く常緑性も強いので、地を這わせるようなグランドカバーとして植える方も多いようです。
ツツジ科ギョリュウモドキ属、学名のCallunaには「掃く」という意味があり、この枝でほうきを作ったことに由来しているとか。
品種や花色にもよりますが、カルーナの花言葉には「自立」「旅立ち」「誠実」の他、夫婦や男女の仲がきわめてむつまじいことの例えである「連理の枝(れんりのえだ)」という言葉もあります。
重なり合って連なっているかのように見える枝は、冬の庭にもあたたかい雰囲気をつくりだしてくれそうですね。