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  • 執筆者の写真三重県剪定伐採お庭のお手入れ専門店 剪定屋空

少し遅れてお花見も。ピンクの花弁がかわいい「ヤエザクラ」

ソメイヨシノが散った頃、ピンクのボンボンのようなふわふわした桜が咲き始めます。同じ桜ですが、少し開花時期が遅い「八重桜」。



花弁が重なり合いピンク色も濃いものが多く遠目で見てもとてもきれいです。


ソメイヨシノなどの桜が5弁の花弁を持つのに対し、八重桜は6枚から多いものでは100枚以上の花びらをもつものもあり、牡丹の花に似ていることから牡丹桜とも呼ばれています。


また「八重桜」は桜の種類ではなく多弁桜の総称で、その品種はとても多く代表的な品種の「関山(カンザン)」「普賢象(フゲンソウ)」、黄色の花をつける「鬱金(うこん)」や枝垂れの「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」を始め多数の品種が存在します。花言葉は「豊かな教育」「しとやか」で、たくさんの重なった花びらが積み重ねた知識や経験、教養とイメージされているのでしょう。


花は可憐で豪華でありながら、やはり桜らしく静かに散ってゆくところに奥ゆかしいしとやかさが感じられるのかもしれません。


またお茶席ではお祝いに点てるお茶に使われる花でもあります。八重桜を塩漬けにしたものにお湯をそそいでいただく桜茶(桜湯)は見た目にも華やかなので、婚礼儀式などでもよく使われています。


今年は桜を見損ねてしまった…という方も八重桜の開花には間に合うかもしれませんので、ぜひ近くの八重桜スポットをチェックしてみてはいかがでしょうか。

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