パッと開いた鮮やかなパープルのオステオスペルマム。紫やピンク、白、近縁種ディモルフォセカとの交雑によって誕生したシンフォニーシリーズなど黄色やオレンジ色の花も出回るようになり、よりバリエーションが増えています。
開花期が長いことも特徴で9月から11月の秋咲、1月から5月末頃までの冬から初夏咲、と長い期間花壇の彩りになり初心者にも育てやすい花として人気です。
オステオスペルマム::キク科 / オステオスペルマム属、熱帯アフリカ、アラビア原産で別名に「アフリカンデージー」、風通しのよい日なた、水はけのよい土が好み。本来は太陽の光で開き、夜間や雨の日は閉じる性質ですが「ピクニックシリーズ」など夜間も花を閉じない終日咲き品種も。バイカラーや八重咲、スプーン型の花びらタイプなど次々とユニークな品種が登場していますよ。
開花期間中は咲き終わった花がらをこまめに摘むことで次々と咲かせることができ、摘心を行うことで花数が増えます。咲き終わりの5月末~6月に切り戻しをしっかり1/3ほど剪定してあげると蒸れを防ぎ夏越しができます。冬の前に2度目の切り戻しを。寄せ植えにも重宝な花ですがすぐに大きくなってしまうので植木鉢の場合は2年に1度ひと周り大きなサイズに植え替えてあげるとよいようです。
オステオスペルマム・パッションという品種は種から育てることができますが、タネをつけない品種が多いオステオスペルマムはさし芽で増やすのもおすすめ。茎の先端から5~6枚葉をつけ切り落としたものを土に差して、水をたっぷりと。6月が適期なのでぜひこのシーズンにチャレンジしてみては?