マメ科・ハウチワマメ属、原産地北アメリカ西部の「ルピナス」。
その花姿から連想されるのが藤の花、確かに似ていますよね。日本の風物詩でもある藤を上向き、逆さまにしたような見た目から、和名を登藤(ノボリフジ)、逆さ藤(サカサフジ)とも呼ばれます。
花色数が多いのもルピナスの特徴で、藤色だけでなく画像のような紫やピンク系、白、他にも青系や黄色系と色とりどり。寄せ植え鉢植え等でのガーデニング他、切花としても流通しているのでアレンジメントや花束にも人気です。
またパッと開いた手のひらのような葉のカタチが、うちわにも似ているので「葉団扇豆(ハウチワマメ)」という名前も。ゴージャス感のある花びらからはイメージしにくいのですが、実はマメ科植物なので花の後は枝豆に似たサヤがつくそうです。
ちょっと枝豆の仲間とは思えないなぁ・・・と画像を検索してみると、ありますね、確かにニョキッと茎のでた先に枝豆のようなスナップエンドウのような実の揃ったサヤがいくつもついた画像が見つかります。花姿と豆姿?では同じ植物とはわからないかも。
となると豆(種)は食べられるのか?・・・というのも気になるところ。
WEB上の情報では特定の種類に限られるようですが「ルーピン豆」「ルパン豆」「ハウチワマメ」という名称で地中海沿岸では食用に流通されているそう。
ただし毒性のアルカロイド含有率が高く日本では食用と認められていないので、残念ながら鑑賞だけにとどめたほうが良さそうですね。