ふわりと漂ってくる甘くオリエンタルな雰囲気の香り。秋を告げる花でもある金木犀(キンモクセイ)。
10月下旬に撮影した花はまだしっかりと閉じたツボミの状態。でもいつもはもっと早く咲いていたような…。ニュースをチェックしてみると、やはり今年は全国的に2週間ほど遅くなっているようです。
金木犀(キンモクセイ):モクセイ科モクセイ属、遠くまで香りが流れていくので「九里香」や「千里香」という別名も。
このところ金木犀の香りの人気は高まっていて、有名ブランドの香水やコロン、アロマグッズにも登場していますね。学名Osmanthus(オスマンサス)の名称がつけられていることも多いようです。
ロフトやコスメサイトでの売れ筋商品を見てみると、やはりハンドクリーム、バスソルト、練り香水、ヘアオイル、温アイマスクなどヘルスケア商品の展開が豊富。無印良品でも季節限定の金木犀のフレグランスオイルやお香が販売されていました。
なぜキンモクセイの人気が高いのか?色々と考察はあるようですが、コロナ以降在宅時間が増えての「香り」需要増、気候変動などで「季節感」が求められている…などなど。
そして実はあんなにインパクトのある香りなのにキンモクセイの開花日数は10日間ほどと短命。儚くも強烈な香りだからこそ想像以上に人の記憶に強く残るような気がします。
アロマ効果としても「リラックス」「安眠」「ストレス解消」そしてアンチエイジングやダイエットに有効という効能からもヘルスケアグッズ向き。今年は金木犀の開花に出逢えなかったという人も香りアイテムで健康や美容にプラス効果をいただきましょう。