四日市にてお庭全体のお手入れにお伺いさせていただきました。
一時期、黒松がかなり弱ってきており、葉の色合いを見ると薄黄色になり新芽がほぼ枯れている状態でした。 マツカレハなどにより葉は黄葉になる事もありますが、よく観察すると除草剤が根に触れたことにより樹勢が弱ってしまったと判明しました。
松は比較的強い樹種と言われていますが、除草剤にはかなり弱く、土壌から染み込んでしまった除草剤が根に触れて、一気に黄色く葉が変化する場合もあります。
樹勢回復は可能ですが、あまり弱ってしまった松に剪定を施すと枯れてしまう場合もあります。
樹木も生き物なので、少しの影響で弱ってしまう可能性があります。
昭和47年に伐採されてしまった血の出るという松が所沢市にありました。
木肌に傷をつけると赤色の樹液が出ると伝えられる大きな黒松があったとされ石碑もあります。
除草剤は有効的に使用すると雑草には効果的ですが、樹木を傷つけてしまう恐れもあります。
物言わぬ樹木達の声を親身に聞いてあげる事が大事ではないでしょうか。