繊細で儚げな白い花。夏の盛りにまるで雪をかぶったような涼し気な花姿を見せてくれるユーフォルビア ダイヤモンドスノー。
見ているだけでも今年の猛暑、夏の暑さを和らげてくれるようです。
ユーフォルビア ダイヤモンドスノー:トウダイグサ科ユーフォルビア属、学名:Euphorbia hybrids、メキシコ原産。そもそもユーフォルビアというのはトウダイグサ属の総称でその数は2000種以上。形も性質も様々で一年草、多年草、多肉植物などバラエティに富んだ品種が豊富。
見た目はサボテンににているものや(サボテンはユーフォルビアとは別種)ダイヤモンドスノーのような小花を散らしたような可憐なタイプ、クリスマスに人気のポインセチアもユーフォルビアの仲間です。
特徴的なのは茎や葉の切り口から白い粘着性のある乳液を出すこと。以前紹介したミルクブッシュも同じ仲間ですね。
他の記事で紹介したNHKの5分番組「趣味の園芸 グリーンスタイル~京も一日 陽だまり屋~」でも「花びらが散らない花が欲しい!」というお客さんにおすすめの花として紹介されたのがユーフォルビアでした。正確には白い花のような部分は花びらではなく「砲(ほう)」なので、パラパラと散ることがく周りを散らからないというわけです。
ユーフォルビア ダイアモンドスノーは、ユーフォルビア ダイアモンドスターから改良された、より苞の密度が高く生育旺盛な品種。次から次へと花が咲き、満開時にボリュームがあるので華やかです。
見た目は繊細で可憐、その実、散ることもなく期間も長く美しい姿を保つ強靭な性質。
雰囲気とはうらはらなタフなパワーを秘めた素敵な植物。夏の清涼感演出にいかがですか?