朝晩はずいぶん涼しくなってきたこの頃ですが、道のわきに鮮やかに咲く青い花。。。あれ?まだ夏のアサガオが咲いている?
このところ道路わきや線路沿い、お庭の花壇にもたくさんの花がついているのをよく見かける、あの夏の代表格アサガオのまるい花。かなり鮮やかな美しいブルーです。
咲き終わりのアサガオかとも思ってしまいますが、こちらは秋咲のアサガオ「西洋アサガオ」夏に咲くアサガオとは違う種類です。
西洋アサガオ:ヒルガオ科イポメア属。青い色の花を咲かせる品種が多いので「空色朝顔(ソライロアサガオ)」とも呼ばれます。
日本のアサガオが7月に咲き始めるのに対して、西洋アサガオの開花は8月後半~9月以降となります。これは日照時間が短くなってから咲く短日植物という特性からで、日の入りが早くなる秋になってから花芽をつけるという性質だからです。
成長力が旺盛で多少陽当たりが悪くても育ち、夏のアサガオに比べて葉が大きく花もたくさんつけ花持ちもよいので、残暑の残る季節のグリーンカーテンにも。
秋から冬にかけてもお庭の彩りになり、霜が降りるほど、寒くなったかな、という頃まで美しい空色ブルーを楽しめますよ。
特にHeavenly Blue(ヘブンリーブル―)は吸い込まれそうな空色、青色が魅力的。天上の青、麗しき青、神々しい青、とも訳されるその色に魅了される人も多いよう。
花言葉には「堅い約束」「愛着」といった、つるが絡まる様子からきた強い結びつきを表現した言葉が多くあります。
日本アサガオの花言葉も「結束」「愛情」など同類ではありますが、空色アサガオの方が性質のたくましさ、強靭さのニュアンスが加わっているような気がしますね。
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